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しむかっぷ近自然セミナー2011 水を巡る旅 スローシティ 2011.11.4-5
この記事を書いた人:山本敬介
近自然学は環境、エネルギー、防災、まちづくり、食料など、地域が生き延びるために必要な要素を総合的に組み合わせた学問で、それぞれの分野のエキスパートが参加して世界のさまざまな状況に日々アジャストしています。
占冠村でセミナーを開催し回を重ねるごとに、さまざまなこれらまちづくりの要素が「鵡川」という大きな水の流れに集約されてきています。今回は観光の側面、そして村内での各団体による関連報告も加えて、さらにそれを深めていきたいと考えています。
また、世界中のスローシティを訪ね取材している、作家の島村菜津さんをスペシャルゲストに迎えて、地域固有の資源を大切に、頑固に地域文化を守りながら、誇り高く笑顔で暮らしている、世界中の素敵な街のお話をお聞きします。
さらに、今年は東日本大震災の発生によって、近自然学の提唱する「防災」の側面もその存在価値を増しています。すべてを「一律に防ぐ」のではなく、小さな被害は想定しながら「確実に守る」手法も学びたいと思います。