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たまごのきみ

この記事を書いた人:アベミチコ

たまごのきみ

ラーメンにはだいたいのせちゃうたまご。
カレーやハンバーグのトッピングに、目玉焼きがあるとテンションあがっちゃう。
ゆでたまごも、生たまごも、ふわふわオムレツも
たまごで作ったものはなーんでも好き。
こんなに大好きなたまご。

でも実は小さなころ、しっかり火が通ったたまごの黄身が食べられなかった。

ある夏休み、小樽の親戚んちに従兄弟たちと泊まったときのこと。
ひとりっこだったため多くのおない年の子たちと過ごすことがないので
楽しいような緊張するような、ずっと気を使っていたような気がする。
そんな日の朝ごはんがしっかり火の通った目玉焼きだった。

家での朝ご飯と言えば、あつあつご飯にバターをちょっとのせて、生卵と醤油をかける。
それを父がきれいにまぜてくれたものがおいしくて。
目玉焼きってあまり食べた事がなかったのか、あの黄身のボソボソとした喉を詰まらせる感じが苦手だった。
今では苦手でもなんでも食べちゃうのにあのころは全くダメ。

そこでなんと私は「お腹痛い」と嘘をついて目玉焼きを残したのだ。
すると親戚みんなで海に行く事になっていたのが中止に。

罪悪感いっぱいになりながら寝たふりをしたのを覚えている。
今思うと子供ながらに、みんなに迷惑をかけないために嘘をついたのだと思うけど、ほんっとばかだ。

もうこんな思いはしたくないので、どんな朝ご飯も食べたいと思います。