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会員だけのひみつ基地「にむ倶楽部」

この記事を書いた人:ヨウコング

会員だけのひみつ基地「にむ倶楽部」

札幌は都会と自然が隣り合わせにある贅沢な街。
そんな街の中心部から約10キロにある「にむ倶楽部」はまさに会員制の札幌の隠れ家。道路から少し入っただけで突然ツリーハウスのそびえる森が現れます。
ツリーハウスとは読んで字のごとく木が柱となって建物を支えている宙に浮いた家。想像すると寒々しい小屋のようですが、これがどうして住めそうなぐらいの設備と完成度なんです。

「面白いところがあるよ」と楽しいこと情報通のオーヤさんのお誘いで日帰りでバーベキューをして16時オープンのバルコに出勤したのが初めての利用で、早速会員となり、夏には山越えでヘロヘロになりながらランニングで向かったり、にむ祭りなるライブやマルシェ、ワークショップイベントを企画したりと、何度か足を運んでいたのですが、先日そんな森の、あえて冬に、2年越しの宿泊がようやく叶いました。

以前氷点下のニセコで友達夫婦と年越しキャンプをしたことがあったのでそんなイメージかなと思ったら、ツリーハウスは冬でも実に快適空間。

さすがに外で夕飯は寒いので、薪ストーブで温かすぎるぐらいの部屋でその友人夫婦とウチ夫婦、森のオーナーであるよこっぺと一緒にチーズフォンデュを食べ、ワインで乾杯すればちょっとしたクリスマスパーティに。

しかしあまりにお手軽順調だと物足りなくなるあたり、やっぱり極寒キャンプメンバー。次の日の朝食は炭をおこしで豚肉を焼き、豚丼にチャレンジ。

それでも電気が使えることは知っていたので、炊飯器を持参し、いざ炊こうとしたらまさかのセンサーエラーで炊けないなどとトラブル発生はありましたが、どうせ使えないならと内釜ごとカセットコンロにかけ炊いたところこれが思わぬ大成功。今流行りの「直火炊き」(?)ってやつですね(笑)

炊くことはできなかった炊飯器は外では保温性バッチリのおひつがわりになり、多めかなと思っていた1.5kgのお肉は5人であっというまにペロリ。4合のお米もちょっと足りないくらいでした。

満腹後は腹ごなしによこっぺのガイドで、ワタシたちがいる「にむの森」から道路を挟んだ「にむの山」へスノーシューを履いて小一時間のトレッキング。

今年は雪が少ないと言っていた札幌でも一度も雪かきをしなければ50cmほどにはなっているようで、細く埋まった足跡はエゾシカ、平たい足跡はウサギかななんて言いながら、間もなく完成の新しいツリーハウスや、今後の予定であるツリーデッキスペース計画を嬉しそうに話してくれました。

でも自分のペースでやりたいときだけ作業とはいえ、かなりの壮大スケール、かなりの重労働。あの立派なツリーハウスだけでも大変だったでしょうに、その情熱には頭が下がります。ボランティアは常に募集しているそうですよ~。