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スローフードが考えるファストフード
この記事を書いた人:ヨウコング
スローフードが考えるファストフード テッラ・バーガー
北海道は広い。某機内誌の「賢いレンタカーの使い方」には、北海道の面積は東北6県プラス新潟県とほぼ同じと書いてあり、だからうまくレンタカーを使ったほうがいいですよという内容でした。
そう考えると、帯広、占冠、札幌と3つもの土地で11/1~8の一週間をかけて行われた、スローフードミーティングの日本大会「テッラ・マードレ・ジャパンin北海道2015」は、例えるなら新幹線移動もない東北三県にまたがっておこなわれたぐらいの大規模のものだったのだなと。
私の働くバルコ札幌も、今回は早々に札幌会場の企画、大地のマルシェ「スローが考えるファストフード」にハンバーガーを販売すると決まり、なかなか土曜日などは営業と重なり、スローイベントに参加できなかったですが、販売しながら中の様子も見られるなと楽しみにしておりました。
たまたまテッラマードレ初日の11/1は、フードバレーとかちのハーフマラソンにエントリーしていたので、昼には終わったマラソンのあと、夕方の帰りのバスに乗る前に開会式が行われる帯広のとかちプラザの様子も少しだけ見られたし、占冠は山菜市でみた、なごやかな雰囲気でやっているのだろうなあと想像できたけれど、札幌は会場がちょっと行きやすい場所ではなかったこともあり直前まで参加人数が読めなかったようで、えりも短角牛と札幌黄を使ったカネコシェフのその名も「テッラ・バーガー」も(名前は大きく出たものの(笑))正直何個売れるかと弱気予想。
でも短角牛を煮込みハンバーグに札幌黄ピクルスを挟んだ道産小麦のcoronのバンズ。
そのひとつひとつの顔が見えるファストフードと同じ形態のそれは、料理として「ただしい」よりもさきに「おいしい!」とわかる食べ物になっていることを、食べた人なら絶対わかるはずなんだけど…と思いながらの不安まじりの会場入り。なんてったって土曜の営業を休んで出店しているのでさすがに全く売れないとマズいわけで…。
でも、いざ始まってみればバルコの常連の方々や、知り合いももわざわざ食べに来てくれたりと用意の約100個は13時半ころには完売し、販売ブースには早々に「売り切れました」に看板を変えることに、いやぁホント有難いことです。
おかげで夕方は事前申し込みがなくても入れるミーティングに参加したり、他の出店の方のお料理を食べたりすることができました。
札幌会場の「北大FMI拠点」の新しくて立派な設備の建物の雰囲気だったり、ワタシにはアカデミックな印象もあったりして、きっと行ったことのないけれどイタリアで行われる世界大会のスタイルなんだろうなあと思いながら、スローフードに入ったばかりのまだOLだった頃、2008年のエコフェスタhttp://yo-kong.blogspot.jp/2008/09/blog-post_28.htmlでお祭りに来ている人に、今思えば"味の箱舟ピンチョス盛り"にして試食販売のお手伝いをしたっけと、ふと今に繋がってもいるようなと懐かしく思い出したりしたのです。