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ワイナリーを走って巡る夢の「ソラッチマラソン」

この記事を書いた人:ヨウコング

2015ソラッチマラソン同好会

フランス・ボルドー メドック地区の、シャトー(ワイナリー)の給水所ならぬ給ワイン所を20か所も通りながら42.195kmを走るメドックマラソンがあるのは、結構有名なハナシ。
そんなマラソンを北海道でも出来たらと、ココhttp://barcom.jp/staffcolmnu13/でも書いているように昨年実施した空知地方のワイナリー、ヴィンヤードを勝手に走って巡るその名も「ソラッチマラソン同好会」http://minotake.seesaa.net/article/407218050.htmlを今年も行いました!

昨年のコースは、ショップを併設した宝水、滝沢、山崎ワイナリーさんを3か所巡る計21kmのハーフコースでしたが、今回は中澤、近藤ヴィンヤードさんと10Rワイナリーさん、新規就農の千葉農園さんまでの計22kmで計画。

一般見学を通常行っていない所ばかりのため、勝手に行くのも失礼かとあらかじめメールを入れておく。ちょうどその頃は収穫、醸造の真っただ中でお忙しい時期だったのにもかかわらず「あまりお相手はできないかもしれませんが・・・」と言いつつも皆さまお邪魔することを許可してくださった。

ご迷惑がかからない程度の人数でと思い、知り合いに何人かに声をかけたところ、結果ウルトラマラソンやトレラン、登山をこなすフルマラソン経験者ばかり6名がエントリー。
前日までの不安定なお天気が気になるなか、サポートカーも出してくれたおかげで水や給食などのエイドステーションも有難く、順調に畑を見て回ることができた。

9:30JR栗丘駅を出発。約2.5kmの途中の小高い丘からは整列した葡萄の畑が見えてきた。中澤ヴィンヤードさんに到着。畑には収穫作業の人影が遠くに見えていたけれど、作業を止めわざわざ近くに来てくれた中澤さん。一日置きの収穫、醸造の作業がこれから続くのだそう。

次の近藤ヴィンヤードさんまでの約6.3kmは歩道が狭く車優先な道路だが、両脇に広がる刈り倒された収穫後の畑のなだらかな丘を登り、また降りていくと見えてくる。「もう一つの三笠の畑作業が急きょ入ったので不在にしますが自由に畑を見て行ってください」とメールが来ていたので、遠慮なくお邪魔させてもらった。品種名が違う複数の柱には、葡萄がしっかりと実をつけている。

10Rワイナリーさんまでの約3.6kmは広めの農道なので2列でおしゃべりしながら走る。長い傾斜を登ってちょっと息が苦しいなと思ったくらいで到着。委託醸造を請け負うこちらは複数のグループの仕込みの真っ最中でとてもお忙しい様子だったが、ご挨拶だけしていこうとガットラブさんに声をかけたら思いがけず解説もしていただき、これならランニングに邪魔しないだろうと昨日仕込んだというアルコール1%未満のシャルドネまで飲ませてくれた。フレッシュだけど濃厚。さらに畑も見ていいですかとお願いしたところ奥様が案内してくれた。収穫のタイミングを見ているとのこと。本数が少なすぎて一般販売までに至っていないという10R自社畑のワインもとても楽しみ。

ここまで順調に経過して予定よりも早く12時にはビュッフェレストラン「大地のテラス」に到着。ピーク時につき1時間待ちとなったが、鉄道ファンも楽しめる711系赤電車がいい休憩スペースで、ボックス席で話題はやっぱり走る関連で盛り上がる(笑)

お腹いっぱいになって最後の目的地、千葉農園さんまではあと6.5km。最短を示すgoogleMAP先生の導きで畑の畦道をくねくねと進むと道道に出た。歩道は広めだがアスファルトを突き破って雑草が生い茂る、アスファルトだけれどこのオフロード感。なだらかな岩見沢でも一番高台に位置する場所を目指し、ちょっと迷ったけれど千葉さんの奥様が車で誘導してくれて無事到着。

さすがに給ワイン所は難しかったので、事前に宅急便にて千葉さんに送らせてもらった各ヴィンヤード、ワイナリーのワインを開け、乾杯をしたところで雨がポツリ。お仕事があるため早々に帰られた奥様が用意してくれた北海道産チーズをつまみにそこから打ち上げスタート。立ててくれたテントは雨風をしのげるし、本当に有難かった、感謝~!!

千葉さんに今日の経過を話したらマンガの最後のコマの一言。
まったくもって図々しいことこの上なかったのだ、とその時に初めて気がついた・・・(汗)
本来であれば遠慮すべき最も多忙のシーズン、どんなにお構いなくと言っても気を使わせてしまったのではないかしらと深く反省しつつ、来年はもうちょっと時期を早めて、さらに昨年のコースと合わせてついにフルマラソン距離に??