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9/11。東日本大震災から四年半が経ちました。

この記事を書いた人:金川綾華

9/11。東日本大震災から四年半が経ちました。

 私自身、岩手、宮城にはたくさんの仲間と一緒に6度ほど通いましたが、この9月に今年の3月に私と一緒に岩手県釜石市に行ってくれた後輩が、友達や後輩を連れて再び釜石にボランティアや地域に札幌のスープカレーを振る舞ったとのことでした。

 311当時に高校生だった後輩に、私たちが引き継ぐ、言い伝えることの大切さと難しさを感じておりましたが、このような取り組みを見ると、我が後輩を心強く思いました。
 私も、今に向き合い頑張らないと!と、後輩から私が刺激をもらっています。

 私がボランティアに行っていた当時は、がれきが目立つ街並みでの中でがれきの撤去や泥の掻き出しなどの力が必要な作業も多かったのですが、今は地元の人と積極的に関わりお話を聞いたり、東北の魅力を再発見したり、若者の元気を共有できるような活動も必要になっています。

 また、今の東北が直面している問題は日本の他の地方やこれからの日本に関係が深いと感じます。また、高齢化、人口減少、人口流出、エネルギー、仕事不足、個人店の経営難、買い物難民など…都会に暮らしていると忘れがちなこれらの実態に、これからの社会を担う学生がダイレクトに触れられる場所として、本当に貴重な場所でもあります。

 つい最近までは、人々の不便なことを問題解決できる「便利なモノ」ほど、価値があり評価されてきました。しかし、今ある問題の多くを解決する根本、そして評価されるに値するのは「心ある人」なのではないでしょうか。人でもどうにもできないような問題もありそうなのが心苦しいですが、より多くの人がお互いを認め合い、暮らしやすい世界になればいいなと思うこのごろです。問題があるから暮らしにくい、ではなく、暮らしにくい問題をなくすことが大切ですよね。