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「さっぽろタパス」のウラ事情
この記事を書いた人:ヨウコング
さっぽろタパスのウラ事情
札幌の清々しい初夏を感じることなく気づくと終わる7月。それというのもアノイベント・・・「さっぽろタパス」の入稿に追われ作業が佳境に入るため。
さっぽろタパスhttp://www.sapporowalk.com/とは、毎年秋に札幌で行われる飲み食べ歩きイベントで、飲食店など約100店にドリンク+タパス(おつまみ、おやつなど)をチケットで提供してもらうというもの。
2006年よりスタートし、今年2015年は10回目を迎えます。
私は2009年より実行委員になり、2011年よりガイドブック、マップ、ポスター、チケットなどの印刷物の作成をするようになりました。
・・・いやぁよく「イラストが描ければデザインもできるでしょ」なんて言われますが、これは全くベツモノ。商業デザイン経験のない自分のただただお恥ずかしい作品をさらしてしまっていると思いつつ、参加してくれるお店のとりまとめ(新店取材、申込み不備確認、催促、調整)など編集作業も同時に数週間で行わないと間に合わないハードなスケジュールが、外部にお願いしにくく自分でやらざるを得ない状況になっているのです。
さらに引き継いだ最初の頃はバルコに出勤しながら昼間は作業をするというダブルワーク状態・・・ワタシに技術がないばかりに約50ページにもなるガイドブック原稿は、ひたすらに単純作業を繰り返しでとにかく誤植がないよう仕上げるので精一杯でした。
去年からようやく専念できる日を数日作ってもらい徹夜作業もほぼなくなり、今年は自宅PCで行っていた作業を事務所に出勤してできるようになると、いままで厄介だった調整作業がかなり軽減され精神的にはかなりラクに。
「大変ならスタッフを増やせばいいじゃない」というのは「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」的な発想で、年1回のイベントに専用のスタッフを雇用できるほど利益があればとっくにそうしているワケで、「それならばもっと宣伝してチケットを売って儲ければいいじゃない」とは、1イベントユーザーだったころはワタシもそう思っていました。
さっぽろタパス実行委員長のカワグチさん曰く「タパスのチケットは座席数が決まったコンサートのチケットと同じ、席数に達したらsoldout。多く販売すればお店の負担が上がり、人が溢れ、運営が聞き行き届かなくなり、結果イベント自体が楽しめるものにならなくなる。」とのことで、ナットクしました。
・・・昨今全国でバルイベント、街歩きイベントといった似たような飲み食べ歩きイベントが増えてきたと聞くと、事務局のご苦労をお察しし、切ない想いを抱きます(笑)
ちなみに今年2015年のさっぽろタパスは、8/29(土)~9/3(木)の6日間。お楽しみに~!