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~「家畜福祉セミナー」のお知らせ~
~「家畜福祉セミナー」のお知らせ~
昨年春に発足した「北海道・農業と動物福祉の研究会」では、アニマルウェルフェア(家畜福祉)に適った酪農・畜産を広めるために、さまざまな取り組みを進めてきました。今年は、家畜福祉について考えるセミナーも始めます。
第1回は、元酪農家と獣医師から話を聞くことになりました。
久保純一さんのモットーは「量より質の酪農」。一貫して放牧飼育にこだわり、10数頭という小さな規模で着実に経営を続けました。優秀な牛づくり、丁寧な飼養、暮らしの充実を図る……。そんな牛と歩んだ人生を語っていただきます。
末永龍太さんは、診療のかたわら、生き生きとした牛の絵(右)を描き、子どもたちの食育にも熱心な獣医師。家畜福祉に興味を持った理由などを紹介します。
二人の話に耳を傾け、人間と牛の関係について考えてみませんか。
3月21日(土) 午後1時30分~4時(開場:午後1時15分)
会場:「かでる2・7」3階310会議室(札幌市中央区北2西7 ☎ 011-204-5100)
参加費:500円
テーマ 酪農家と獣医師から見たアニマルウェルフェア
その1:「牛と歩んだ人生」 久保 純一さん(元酪農家・月形町在住)
1940年、旧美唄町に生まれ、子どものころ旧月形村へ移り住む。59年に月形高校を卒業後、半世紀あまりにわたり牛飼い人生。今年1月、最後の牛を手放し、酪農経営にピリオドを打つ。
牧場の始まりは大正時代、小学6年生だった父親が牛を導入したころまでさかのぼる。一貫して、愛情を込めて牛たちと接し、人と大地と牛にやさしい酪農を続けてきた。現在、ファームエイジ㈱顧問。新規就農を志す人たちの相談にも応じている。
その2:「牛の診療から家畜福祉に興味を持った理由」
末永 龍太さん(獣医師・八雲町在住)
1982年、札幌市生まれ。帯広畜産大学獣医学科に在学した6年間、ほぼ毎日のように搾乳のアルバイト生活を送る。09年、同大を卒業して道南農業共済組合(NOSAI)に就職、現在に至る。
趣味は動物の絵を描くこと。ここ数年、地元の山車行列の大行燈にも描いている。昨年から札幌市内の小学校で食育の授業を担当。当研究会会員。
主催:北海道・農業と動物福祉の研究会
問い合わせ先/滝川康治(携帯:090-9085-9078 mail:tkoji@rose.ocn.ne.jp