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鰰の飯寿司
この記事を書いた人:アベミチコ
18歳まで住んでいた釧路の冬は雪が少なく、強く冷たい風が吹く。そんな中始まるのが母の飯寿司(いずし)づくり。台所には大量の鰰(ハタハタ)に大根と人参、生姜に麹に日本酒、砂糖とご飯。(私の担当は酢と塩でしめた鰰を引っ張ってポキッと中骨の音を鳴らす事。まだ虫がいたら小皿に集める事。残った日本酒を舐める事。)
仕事から帰っては、寒い物置にある樽の水切りをしていた母。当たり前に思っていた全ての作業も、今では私の中ですっかり発酵し、送ってもらった飯寿司をつまみに呑むお酒の時間を贅沢にしてくれます。
http://locotable.net/archives/191鰰の飯寿司