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実家ごはん

この記事を書いた人:アベミチコ

実家ごはん

最近一ヶ月の半分は釧路の実家にいる。
ご飯は母と二人で食べるのだが
朝食はだいたい私が作り
夕飯は外食の釧路そばか、家では私が作る。
(釧路そばがとても好きな親子です。)

旭川で食べるときは自分だけなので変わったものを作ることが多いが
実家ではあまり変わったものを作らない。
でもたまに作ると母は怪しみながら少しだけ申し訳なさげに食べるので
できるだけ普通のものを作るようにしている。

今回帰った時に母が「冷凍庫に柳ガレイがあるわよ。」と言うので焼いてもらった。
魚だけは自分が焼くより母が焼いた方がおいしい。
なぜだろう。
コーヒーもお茶もだれかにいれてもらうとおいしい。

いま、何が好物?と聞かれたら
「母が焼いた柳ガレイ」と答えたいくらいおいしかった。
骨をしゃぶり、隅々食べた。

実家にいると思い出す、実家でのごはん。
小さな頃の朝ごはんといえばとにかく大至急食べる。
噛むことより腹に入れることが大事。
お茶漬けや納豆、卵かけご飯などが多かった。
両親は7時半には会社に行くのでとにかくバタバタしていた。
牛乳を飲むとお腹がゆるくなるけれど
母が飲むと喜ぶので、喜ばそうとして飲んでいたのを覚えている。

そして食卓には父が好きな魚卵などがよく出ていた。
たらこ、すじこ、塩辛など。
今でもだけど。

あのころ魚はよくもらうのでいつも旬の魚があり
そして魚卵のある食卓は、今の私にはとても贅沢。

もしかしたら今のごはんも
数年後には贅沢だったなーと思うのだろうか。
一食一食を、その時を大事にしよう。