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ウイスキー

この記事を書いた人：アベミチコ

ウイスキー

今回も釧路で。
ろこたぶるにお酒のみなんていいのか
なんて思いながら描きました。

これは父が病気になるまで
いや、なっても飲んでいたサントリーオールド。
仕事から帰ったら飲み、休みとなったら朝から飲む。
寒いときはお湯、だいたいは水割り。

父はヘビースモーカーでもあった。
そして香りはアラミス。
小さな頃は「お父さーん、くさーい」なんて言いながらも
今、道を歩いているときにその３種類が混ざった匂いがすると
ふっと急に脳が昔に戻り、
胸がキューンとなる。

でも小さな頃の父親をくさいと思うのは遺伝子のせいだとのこと。
正しいとのこと。

今のお父さんといえばタバコは吸わない、
加齢臭がするって柔軟剤の香りのお父さんたち。
今の子供達はわたしと同じように匂いで
父親を思い出すことはあるのだろうか。
遺伝子はどうなっちゃうのだろう。

わたしもいまでは飲むようになったウイスキー。
背伸びして好きなのはサントリー知多だったり山崎だったり。
作り方も最近知って、ゆったりとした時間に大切に飲むのには
ウイスキーもいいなと思った。

先日、手をケガし、足の靭帯を損傷したのは
男性の厄年ではないのか？と知人に言われた。
もしかして・・・いや

ま、いいか。おいしいならいい時間ならいいか。

サントリーオールドを買ってみよう。
そして時間を大切にすごそう。
数年後にまたあの匂いをかいで思い出すことができるように。